CASE 01 / 電車・車両

鳥取県内 鉄道車両基地
車両延命工事

鉄道車両 外板の塗膜剥離|超高圧ウォータージェット工法

施工場所鳥取県
施工内容塗膜剥離
施工対象鋼構造物 車両32両
施工面積3,840㎡
工期約32日間
鉄道車両の外板塗膜を超高圧ウォータージェットで除去している様子
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施工前の状況・課題

鉄道車両の外板は薄い鋼板やアルミ材が多く、板厚が薄い、歪みが発生しやすい、傷をつけたくないなどの条件がありました。既存工法(サンダー・サンドブラスト)と比べ、母材を傷めず、粉塵を抑制しながら高品質な塗膜除去を実現するため、ウォータージェット工法が採用されました。

足場の上から鉄道車両の外板塗膜を除去している作業員
足場からの外板の塗膜除去。剥がしたところは下地の金属面が見えています
窓や表示部を養生した施工中の鉄道車両
施工中の車両。窓や表示部は養生し、車両基地の構内で作業します

施工後の結果・効果

厚いパテ材や凹凸部にも対応し、母材を傷めず高品質な再塗装下地を形成しました。

PACE

32両
施工車両
約32日
工期
1両/日
施工のペース

1両あたり、おおむね1日で仕上げます。塗膜の状態(こびりつきの程度)によって前後します。

なぜ鉄道車両にウォータージェットか

車両の塗り替えは、古い塗膜や色あせ、サビを落としてからの塗り直しです。超高圧ウォータージェットは研磨材や薬品を使わず、水の力だけで塗膜を落とします。薄い鋼板やアルミ材でも母材を削らないため、板厚の薄い車体に向いた工法です。

曲面や段差、取り合いにもそのまま追従できます。湿式で粉じんが舞わないので、車両の内部に粉じんを入れることもありません。落とした面は、塗装が密着する下地になります。

使った機材:ハンド回転ガン

ノズルが回転しながら噴射し、面を均一に処理する道具です。ロータリーガンとも呼ばれます。当社では NLB 社製を使っています。超高圧水とは別にエアーを通す経路があり、エアーで先端のヘッドが回る仕組みです。塗膜のように面を広く均一に落とす仕事に向いており、上下水道施設の防食塗膜の除去やコンクリートの表面処理でも主力になっています。移動するときは必ずコックを閉じ、戻りのホースを抜いてから動かします。

当社の機材と工法を見る →
鉄道車両の外板塗膜を落としている様子(当社の施工動画・2分42秒)。再生するまで読み込みません

よくある質問

鉄道車両の塗膜剥離について

1両あたり、どれくらいで仕上がりますか。

おおむね1日です。残業が入る日もありました。塗膜の状態で前後し、こびりついた塗膜には時間がかかります。剥がれやすい塗膜は、その逆です。

施工後の写真は無いのですか。

塗膜を落とした直後の車体は鋼板がむき出しで、水が当たるため表面に錆が浮きます。再塗装の前にはバフがけで錆を取る工程があり、そこは塗装側の仕事です。仕上がりの見た目は再塗装のあとに出るものなので、当社の工程の直後は写真に残していません。

車体を傷めませんか。

研磨材や薬品を使わず、水の力だけです。薄い鋼板やアルミ材でも母材を傷めず、再塗装が密着する下地になります。

粉じんは出ますか。

湿式なので粉じんが舞いません。車両の内部に粉じんを入れずに施工できます。

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