施工前の状況・課題
鉄道車両の外板は薄い鋼板やアルミ材が多く、板厚が薄い、歪みが発生しやすい、傷をつけたくないなどの条件がありました。既存工法(サンダー・サンドブラスト)と比べ、母材を傷めず、粉塵を抑制しながら高品質な塗膜除去を実現するため、ウォータージェット工法が採用されました。
施工後の結果・効果
厚いパテ材や凹凸部にも対応し、母材を傷めず高品質な再塗装下地を形成しました。
PACE
1両あたり、おおむね1日で仕上げます。塗膜の状態(こびりつきの程度)によって前後します。
なぜ鉄道車両にウォータージェットか
車両の塗り替えは、古い塗膜や色あせ、サビを落としてからの塗り直しです。超高圧ウォータージェットは研磨材や薬品を使わず、水の力だけで塗膜を落とします。薄い鋼板やアルミ材でも母材を削らないため、板厚の薄い車体に向いた工法です。
曲面や段差、取り合いにもそのまま追従できます。湿式で粉じんが舞わないので、車両の内部に粉じんを入れることもありません。落とした面は、塗装が密着する下地になります。
使った機材:ハンド回転ガン
ノズルが回転しながら噴射し、面を均一に処理する道具です。ロータリーガンとも呼ばれます。当社では NLB 社製を使っています。超高圧水とは別にエアーを通す経路があり、エアーで先端のヘッドが回る仕組みです。塗膜のように面を広く均一に落とす仕事に向いており、上下水道施設の防食塗膜の除去やコンクリートの表面処理でも主力になっています。移動するときは必ずコックを閉じ、戻りのホースを抜いてから動かします。
当社の機材と工法を見る →よくある質問
鉄道車両の塗膜剥離について
1両あたり、どれくらいで仕上がりますか。
おおむね1日です。残業が入る日もありました。塗膜の状態で前後し、こびりついた塗膜には時間がかかります。剥がれやすい塗膜は、その逆です。
施工後の写真は無いのですか。
塗膜を落とした直後の車体は鋼板がむき出しで、水が当たるため表面に錆が浮きます。再塗装の前にはバフがけで錆を取る工程があり、そこは塗装側の仕事です。仕上がりの見た目は再塗装のあとに出るものなので、当社の工程の直後は写真に残していません。
車体を傷めませんか。
研磨材や薬品を使わず、水の力だけです。薄い鋼板やアルミ材でも母材を傷めず、再塗装が密着する下地になります。
粉じんは出ますか。
湿式なので粉じんが舞いません。車両の内部に粉じんを入れずに施工できます。
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