サンテックが扱うのは、大気圧の約2,000倍以上に昇圧された超高圧水です。 人体に触れれば重大な事故につながります。だからこの工法は、装置の性能ではなく、 扱う人と体制で結果が決まります。
特別なことをしているつもりはありません。当たり前を、毎回やり切ることだと考えています。
従業員14名の小さな会社です。一人が欠けることの重さを、全員が分かっています。 安全は制度である前に、明日も一緒に現場へ行くための条件です。
注意力に頼らず、環境の側を変えます。立入の範囲を決める、点検を作業前に組み込む、 必要な装備を着けてから入る。人が気をつけなくても済む状態を先に作ります。
ヒヤリとした場面を集め、次の現場の段取りに反映します。 同じ場面をもう一度作らないことが、いちばん確実な対策です。
「有資格者が在籍しています」という言い方では、実際に自分の現場へ来るかどうかが分かりません。 人数で開きます。
マンホール、ピット、タンク内部など、空気が入れ替わりにくい場所での作業に関係します。
超高圧水のハンドガンを手に持って扱う作業に関係します。
産業洗浄の作業に関係します。
5つのグループに編成し、案件に応じて協力会社と組んで施工にあたります。
従業員14名のうち9名が、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者と
ハンドガン操作技能を持っています。資格を持つ人が一部に限られている状態ではありません。
このほか、足場の組立て等作業従事者も在籍しています。
実際にその現場へ入るメンバーの資格は、ご相談の段階でお伝えできます。
現場に入る前と、入っている間に、実際にやっていることです。
ウォータージェットの現場では、機材の操作を覚えるより先に、なぜ危険なのかを理解してもらいます。超高圧の水は目に見えず、噴射の範囲も見えません。危ないと分かるまでに時間がかかる工法です。
サンテックでは、機械の構造から学んでもらうことに時間をかけています。仕組みが分かっていれば、「いま何が起きているか」を想像しながら手を動かせます。一人前になるまでには5年かかると考えています。
ステンレスを内蔵した専用のジャケットとサロペット、グローブ、甲当てを使います。貫通させないような作りになっている保護具です。
どこまで着けるかは現場によって変わります。閉所か、高所か、足元に水が溜まるか——条件を見て、必要な装備を決めてから入ります。
超高圧水ホースは内径Φ5〜Φ8の細さで、その中を200MPa超の水が通ります。耐えるためにスパイラルスチールワイヤを6層巻いた特殊な構造ですが、それでも消耗品です。
事故が集中するのは、ガンの手元と、ホース・接続部です。ここは作業前の点検項目として毎回確認します。
噴射している範囲は外から見えません。だから「近づかない」を人の注意力に任せず、立入制限の範囲と、誰が入ってよいかを先に決めます。
発注者側にも現場のルールがあります。早い段階で突き合わせるほど、着工後の手戻りが減ります。
圧力は高ければよいというものではありません。対象と目的に対して過剰な圧力は、危険と手戻りの両方を生みます。
削る厚みに合わせてガンを選び、圧力と水量を決めます。回転ガンで10mm、直射ガンで300mm、吸引型アクアブラストで3mm——道具ごとに役割が違います。
マンホールやピット、タンクの内部は、酸素欠乏と硫化水素の危険がある閉所です。換気、ガス測定、監視体制、退避の手順、そして有資格者の配置が前提になります。
サンテックには酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者が9名在籍しています(従業員14名)。
鉛を含む塗膜の除去では鉛中毒予防規則が、石綿では石綿障害予防規則が関わります。隔離した区域での剥離作業は必ず湿潤化して行うことと通達で示されています。
工法を決める前に、その現場でどの規則が効くのかを確認します。発注仕様で求められる程度がある場合は、対応できるかどうかを率直にお答えします。
ヒヤリとした場面は、報告されなければ無かったことになります。報告しても叱られない、という前提がないと集まりません。
集めた内容は、次の現場の段取りと教育に反映します。同じ場面をもう一度作らないことが、いちばん確実な対策だと考えています。
超高圧水は、当たれば布地を通します。一般的な作業着では防げません。 サンテックが使っているのは、ステンレスを内蔵した専用の保護具です。
上半身を覆います。サロペットの上から着用します。
下半身を覆います。ジャケットとは別で、下に着ます。
手元はガンを保持する位置で、危険が集中する場所です。
足の甲を守ります。下向きに噴射する場面で効きます。
メーカーからインナーを開発したいという相談を受け、テストに協力しました。 内蔵するステンレス板の厚みを何パターンか送ってもらい、それを実際に回転ガンで撃つという方法です。
穴が貫通しなければ合格、貫通すれば人体に影響が出る厚み——という判定を繰り返して、 必要な厚みを確かめました。超高圧水を日常的に扱っている施工会社でなければ、この検証はできません。
そうして選ばれた厚みの保護具を、いま現場で着ています。 貫通させないような作りになっているジャケットとサロペットです。
ウォータージェットの施工は、人数を増やせば早く終わる種類の作業ばかりではありません。 対象の状態を見ながら、どこで止めるかを判断しつづける仕事です。 だから5つのグループに分け、一つの現場には慣れた組み合わせで入るようにしています。
株式会社サンテック 従業員。1993年の設立以来、超高圧ウォータージェットの施工だけを手がけてきました。 日本ウォータージェット施工協会の設立に参画しています。
立入管理、作業時間の制約、発注者側のルール——早い段階で突き合わせるほど、着工後の手戻りが減ります。 「この現場に、どういう体制で入ってもらえるのか」という確認だけでも構いません。